発泡スチロールは、その優れた性質によって、40数年にわたり多くの分野で活用されています。
その有用性は広く認められているものの、誤った情報による発泡スチロール排斥運動が起こった時期がありました。それらは、発泡スチロールを燃やすと有毒ガスが出るとか、焼却炉をいためるとか、有害なフロンガスを使用している等でした。しかし、発泡スチロールを燃やしても水とCO2(炭酸ガス)になるだけで、有毒ガスは出ませんし、焼却炉への影響もありません。また、有害なフロンガスも使用していません。
発泡スチロールは、各種包装材料として使用する場合、最も軽量で省資源であり、最終的に焼却処分される際にはCO2(炭酸ガス)発生量が少なく、地球温暖化の抑制に役立っています。
また、業界あげて発泡スチロールのリサイクルに努めており、地球環境保護に役立つものと考えています。
発泡スチロールを正しく理解してご使用していただきたく存じます。
1)発泡スチロール(発泡ポリスチレン)包装材
発泡スチロールのうちEPS(Expanded Polystyrene)は、発泡剤を含んだポリスチレン樹脂の粒(発泡性ポリスチレンビーズ)を金型に入れ、蒸気により成形したものです。 通常「型物」と呼ばれています。 軽量で緩衝性、断熱性があり、緩衝材や容器に使用されています。
もう一つは押出機でポリスチレン樹脂を軟化させて発泡剤を混入し、シート状に押し出し発泡させたものです。これは、PSP(ポリスチレンペーパー)と呼ばれています。このシートのものをもう一度熱で軟らかくしてトレーなどに成形し、魚や肉などの食品容器に使用されています。
2)こんな特長で役立っています
- 優れた断熱性があります。食品などの保冷、保温になくてはならない材料です。
- 軽量で優れた緩衝性(クッション性)を持ち、破損防止に適した材料です。
- 衛生的で水にも強く、水分を含んで変質しやすいものの保護にも有用な材料です。
- 軽くて強い包装材料です。発泡体であるために素材の節約となっています。
- 複雑で高精度な加工が可能です。用途に適した成形が簡単迅速にできます。
- 建物の断熱材に使用して、住環境のための省エネルギーに有用な材料です。
3)発泡スチロール包装材の正しい理解のために
- ごみの中で発泡スチロールの占める割合は多くはありません。
右下の絵をご覧ください。 - フロンは使用していません。
温室効果で地球を温暖化したり、オゾン層の破壊の原因となるフロンは使用していません。 - 燃やしてもダイオキシン類等の有毒ガスは発生しません。
発泡スチロールは塩素を含まない物質ですから、単独で燃やしてもダイオキシンは発生しません。また、空気(酸素)不足の場合、黒煙が発生しますが、スス(炭素)ですから有毒ではありません。 - 森林保護に役立ちます。
紙製トレーや緩衝包材を発泡スチロールに替えることで、パルプの使用を減らし、地球温暖化の原因になる炭酸ガスを吸収固定する森林を守ります。 - リサイクルしやすい材料です。
発泡スチロールは、見分けやすいので分別、回収しやすい材料です。リサイクルによりプラスチック原料として使用しています。 - CO2(炭酸ガス)の排出が少ないのは発泡スチロールです。
汚れがひどくリサイクルできないために焼却廃棄する場合、地球温暖化に影響する炭酸ガスの発生量が少ないのが発泡スチロールです。段ボールとの比較でも、炭酸ガス発生量は発泡スチロールの方が少なくなります。

~ 発泡スチロールが生まれ変わるまで ~
発泡スチロールの回収、再生方法、用途を図で説明します。
発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)は、会員企業の工場の一部を拠点として、使用済み発泡スチロールの受入れと再生処理を行っています。このリサイクル拠点のことを、エプシー・プラザ(EPSY・PLAZA)と呼んでいます。当社では、茨城境工場と天理工場にエプシー・プラザを設置し、リサイクルを行っています。
全国(約140ヶ所)にあるエプシー・プラザの利用方法は、発泡スチロール再資源化協会のホームページをご覧ください。
発泡スチロール再資源化協会ホームページ
(「協会からのご案内」の「使用済みEPSの受け入れ(エプシー・プラザ)」をご覧ください)
エコマークは、消費者が商品と環境との関わりを考えたり、あるいは環境に配慮した商品を選ぶためのひとつの目安として役立てることを目的としています。
私たちのまわりにあるさまざまな商品の中で、環境への負荷が少なく環境保全に役立つと認められた商品には、(財)日本環境協会の認定によるエコマークがついています。





